子どもの好奇心を学びに:興味関心を広げ深める
今回は、好奇心を学校の教科までひろげる方法について、我が家の取り組みを紹介します。
子どもが何に興味を持ったかを見つけたら、そのテーマを縦と横に展開することを意識しています。
この記事は過去のこの記事の続きです。
好奇心を深める・広げる:
たとえば、子どもが虫に興味を持ったなら、
縦への展開として、そのテーマ(虫)について追求していきます。
本で調べて、どんな形をしているのか、
色は、何を食べるのか、どんな生活をしているのか、
どうやって増えていくのか、天敵はいるのか、
実際にその虫を取りに行ったり、
インターネットで調べたり、
というふうに。
さらに横の展開として
虫が生息する環境、
同じ仲間にどんな虫がいるか、
食物連鎖ではどんな位置づけか、
など、関連するテーマも一緒に調べてみます。
ここで子どもが興味を持ったら、次の学習へとつながります。
で、ある程度、調べるのに飽きたところで絵を描いたり、メモさせたりと記録するところまで行ければ理想です。が、なかなかそこまで行き着くのは難しいです。頭の片隅に少しだけ残ってたらいいかなって程度で学習終了となります。
前回紹介したうちの子の話で行くと
空が青い
→ 赤やオレンジ色に比べて青い光の方が散らばりやすい
→ だから空が青く見えている
光の散らばり具合を実際に比較してみる
(横に広げる)じゃ、海が青いのも同じ理由?
雲が浮いている
→ 雲は水蒸気(やかんの煙と同じ)
→ 空気より軽い
→ 軽いから上に吹く風に乗ってふわふわ浮いている
(縦に深める)で、雲の水蒸気が集まって、水滴になって落ちてくるのが雨や雪。
(横に広げる)天気予報はどうやって雨を予測するんだろう。
縦に深めるのか、横に広げるのかの定義があいまいではありますが、
好奇心を次のテーマへとつなげて、学びの連鎖を作っていくことを意識すると
子供の学習機会がどんどん増えていきます。
まあ、すぐに飽きることもしばしばありますが。。子育てには忍耐が必要と常に意識しながら、一緒に遊んでおります。
学校の教科とつながることも:
子どもの興味が深まれば、自然と学校の教科につながるテーマも見つかります。
たとえば、虫について学ぶと、生物学だけでなく地理(虫の生息地)、算数(虫の数や大きさを比較する)、美術(虫の絵を描く)など、学びの連鎖が次の教科へとつなげてくれます。
子どもの好奇心がビビビッと感じる瞬間、それが家庭学習を始める最高のチャンスだと思っています。子どもと遊ぶとき、子どもの興味がどこに向くかを意識して観察し、それを深め、広げていくことで、学びは楽しく、有意義なものになると思っています。
まとめ
- 好奇心を深め、広げることで学びの連鎖をつくるよう意識する。
- 学校の教科につながるときもある。そのときは学校で習う内容も教える